Netflixで公開中の中国ドラマ『五福の娘たち』。
最初は「推しが出てるから」と軽い気持ちで再生したけれど、見終わった頃には心がまるごと揺さぶられていた。
涙腺がとにかく弱い私は、特に四女のエピソードで声を出して泣いてしまった。
それくらい、登場人物たちの感情に寄り添いたくなる物語だった。
📚物語の概要
『五福の娘たち』は、中国北宋時代の洛陽が舞台。
商家「酈家」の五人姉妹が、それぞれの人生と恋を通じて成長していく姿を描いた時代劇コメディ。
原題は「五福臨門」、Netflixでは2025年1月25日から配信されています。
母・酈夫人と娘たちは、汴京(べんきょう)に移り住み、商売を始めながら婿探しにも奮闘。
5人娘は「酈家の六虎」と呼ばれるほど元気で豪快。
一見するとおてんばだけど、内にある思いやりや優しさがとても愛おしい。
👀推しが出てた、それだけじゃ終わらなかった
じつはこの作品に、私の最推しグループ「威神V(WayV)」のウィンウィンが出演しています。
普段はパフォーマンスで魅せてくれる彼が、時代劇の世界で役を生きている姿はとても新鮮で、
画面に映るたびにちょっと誇らしい気持ちになった。
ただのファン心では片付けられないほど、役者としての表現力があって、
見ているうちに物語そのものにどんどん引き込まれていきました。
💔四女の物語に、涙が止まらなかった
5人姉妹それぞれの恋模様や生き方が丁寧に描かれている中で、
私は四女のストーリーに特に胸を打たれました。
まっすぐで少し不器用な彼女が、
家族の中でどう生き、自分の道を選んでいくのか。
その過程で見せる悩み、苦しみ、そして喜びのひとつひとつがリアルで、
観ながら何度も目頭が熱くなりました。
🤝姉妹って、言葉にしなくてもわかってしまう存在
私は2人姉妹の姉。
このドラマを見ていると、妹と過ごした日々やケンカした記憶、
ふとしたときに通じ合うあの感覚をたくさん思い出しました。
妹の前では強がってしまうし、口うるさくなってしまうこともある。
だけど本当は、何があっても守りたい存在なんですよね。
『五福の娘たち』の姉妹たちの姿には、そんな私たち姉妹のリアルが重なって、
最後には「やっぱり家族っていいな」と素直に思えました。
💪女たちのたくましさに、ただただ惚れた
このドラマの真の見どころは、なんといっても「女たちの芯の強さ」。
時代は北宋、女性が自由にものを言えなかった時代。
それでも母である酈夫人と、五人姉妹はくじけることなく、
時に知恵を、時に度胸を、時に優しさを武器にして、自分たちの未来を切り拓いていく。
「婿を探す」物語のはずが、いつの間にか
“人生を選びとる”女たちの連帯と希望の物語になっていた。
気づけば、笑ってるのに涙が出ていた。
この作品に描かれる女性たちの姿は、どこか自分の中の“頑張ってきた部分”にも重なって、
勇気と共感をもらえた気がします。
✨最後に
泣いて、笑って、また泣いて――。
推しをきっかけに出会ったこの作品が、
自分の感情をゆるやかに揺らしてくれる作品になるとは思っていませんでした。
『五福の娘たち』は、
美しさも、たくましさも、あたたかさも詰まった宝箱のようなドラマ。
中国ドラマに馴染みがない人にも、静かにおすすめしたい一作です。
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